- 副業でフリーランスを始めるにはどうすれば良いだろう?
- 副業で稼ぐためのステップを知りたいな。
会社員の方で、副業としてフリーランスで稼ぐ方が増えてきました。
ですが、まだ副業をしたことがない方は、どのように始めれば良いかイメージがつかないかもしれません。
そこで、本記事では副業フリーランスの始め方について詳しく解説していきます。
本記事は、フリコンでフリーランスの方々のキャリアをご支援している、綿井が解説をしていきます。
副業を始めても続けられる方と続けられない方がいます。
理由はいくつかありますが、代表的な要因は以下の点が挙げられるでしょう。
- 副業で稼いでいくイメージが湧かない
- どのように副業案件を獲得すれば良いか分からない
でも、安心してください。
本記事で、これから副業を始める方でもしっかりご理解いただけるように詳しく解説していきます。
それでは、見ていきましょう。
副業フリーランスとは?
まずは、副業フリーランスとは何なのかについて見ていきます。
フリーランスと副業の関係性
副業とフリーランスの関係性を見ると分かりやすいので、まずはその意味について見ていきましょう。
詳細は以下の記事で解説していますが、フリーランスは、自分の経験や知識・スキルを用いて収入を得ることを指します。
今さら誰かに聞けないけど、フリーランスってそもそも何なんだろう? フリーランスにはどのような仕事があるんだろう? フリーランスになるために必要な情報が知りたい。フリーランスという言葉が馴染み深いようになっ[…]
一方の副業は、本業の傍らで携わる仕事のことを指します。
もう少し深く見ると、仕事は就労形態によって分類のされ方が違います。
分類で代表的なものは、以下の3つです。
- 個人事業主(フリーランス)
- アルバイト
- 派遣
要するに、本業の傍らで自分の事業を営むことを「副業フリーランス」と言われることが多いです。
副業の働き方
人によって、副業の働き方は様々ですが、以下のような働き方が代表的です。
- 会社の仕事の前後の時間を活用する
- 土日の時間を活用する
- 働く場所は仕事内容によりけり
中には、会社の仕事を時短にして、副業の時間と半々くらいに割いている方もいます。
自分に合った働き方ができるのは良いですよね。
副業フリーランスを始めるメリット
続いて、副業フリーランスを始めるメリットはどのような点があるのか見ていきましょう。
いくつかメリットはありますが、特にメリットとして大きい5つのポイントで見ていきます。
収入が増える
副業で収入が得られるようになれば、純粋に収入が増えます。
おそらく副業を始めるほとんどの方が、現状の収入に満足できていないという理由があるかと思います。
一つ収入に関してポイントをあげると、目標の収入を決めておくのがオススメです。
イメージとしては、以下のような感じです。
- 目標の月収:50万円
- 会社の給料:35万円
だとすると、副業で15万円を目標とする
目標の収入が決まれば、必然とどれくらい副業に時間を割くべきなのかも見えてきます。
仕事の幅が広がる
副業は、本業に関連する仕事もあればそうでないものもあります。
オススメは、本業に関連した仕事をすることですが、どちらにせよ仕事の幅が広がる可能性が高いです。
なぜなら、会社員の場合、決められた枠の中で仕事をすることがほとんどかと思います。
しかし、その一方で副業の場合はその枠にとらわれない仕事となります。
仕事の幅が広がることで、成長にも繋がりますし、視野を広げることもできるでしょう。
付き合う人が増える
会社の仕事だけしていると、付き合う人も固定化されてしまうことがほとんどです。
しかし、副業は基本的に会社の仕事と関係ない方と取り組むことになります。
そのため、付き合う人の幅が広がり、今まで付き合ったことがないような方と関わることも可能です。
スキルアップできる
上記2つ、仕事の幅が広がり、付き合う人が増えることでスキルアップにも繋がります。
その理由は以下の通りです。
- 仕事の幅が広がることで、自分のキャパシティが広がる
- 付き合う人が増えることで、自分の価値観が広がる・参考になることを吸収できる
また、副業を始める方は増えたものの、未だに副業を実際に始める方は少数です。
なので、副業をしていない方と比較すると、圧倒的に行動したことで差が生まれることになります。
フリーランス転身のハードルが下がる
副業を始める方の中には、専業フリーランスに興味ある方もいるでしょう。
しかし、それと同時にいきなり会社を辞めて、フリーランス一本は怖いと思う方もいるかと思います。
なので、そういう方には副業フリーランスを始めるのがオススメです。
以下のようなステップを踏むことで、より確実にフリーランス生活をスタートすることが可能です。
- 会社員の傍らで副業フリーランスを始める
- 副業である程度の収入を稼げるようにする
- 会社を辞めて、フリーランス専業にする
ここまで、 副業フリーランスの概念やメリットについて見てきました。
それでは、これから副業をするにはどのような職種が良いでしょうか?
副業フリーランスにオススメの職種
副業として取り組める仕事は沢山あります。
中でもオススメな職種として3つ紹介します。
エンジニア
一つ目はエンジニアです。
すでに会社員でエンジニアとして働いている方はもちろんのこと、本業は別の仕事をしていてエンジニアとして副業に取り組む方も多くいます。
特に多い仕事内容としては、以下のようなものがあります。
- Webサイト制作
- アプリケーション開発
- Webサービス開発
上記の通り、主に Web 系エンジニアの仕事を副業として取り組む方が多いです。
※もちろん、Web系以外の仕事でエンジニア職の副業をする方もいます。
デザイナー
上記で、Webサイト制作とあるように、デザイナーもオススメの職種です。
Web サイトのデザインだけでなく、デザイナーの仕事として以下のようなものがあります。
- アプリケーションなどのデザイン
- ロゴやバナーなどの画像作成
- チラシやパンフレットの作成
- イラスト
色々なところでデザイナーの需要があるため、副業で取り組む方も多くいます。
ライター
ライターも副業として始めるのにオススメな職種です。
Twitter などの SNS を見ていても、ライターを副業にしている方は多くいます。
特に多いのが Web メディアのライターです。
本ブログのような企業のメディアにて、記事を執筆する仕事です。
隙間時間でも取り組みやすいことから人気があります。
副業フリーランスを始める際に必要な手続き・やること
続いて、副業フリーランスを始める際に必要な手続きややることを見ていきましょう。
4つのステップで解説していくので、一つひとつおさえてもらえればと思います。
会社の就業規則を確認する
まず、副業を始める前に確認すべきものがあります。
それは、今勤めている会社の就業規則を確認することです。
大企業でも副業が許されることが増えてきましたが、未だに副業を許していない企業はあります。
副業が禁止されている企業で副業をすると、場合によっては解雇される可能性もあります。
しかし、必ず解雇されるわけではありません。
禁止事項を違反した際に、どのような処分がとられるかも就業規則に書かれているのが基本です。
なお、処分の内容は以下のようなものがあります。
- 減給
- 一定期間の出勤停止(その期間の給与は支払われない)
- 役職の降格
- 解雇
なので、副業を始める前に違反した際の処分までしっかり確認するようにしましょう。
開業届を提出する
続いて、副業フリーランスで継続的な収入の見込みが立つのであれば、開業届を提出すると良いでしょう。
開業届を提出するのは、メリットとデメリットがあり、以下の通りです。
- 経費にできるものが増える
- 青色申告なら青色申告特別控除が受けられる
- 損失の繰り越しができる
- 会社を辞める際に、失業手当が受けられない
- 青色申告にすると確定申告が面倒
開業届の提出は必須ではないので、上記のメリット・デメリットを考慮の上でどうするか考えるようにしましょう。
確定申告の準備をする
会社員が副業で収入を得る場合、確定申告をしなければならないケースがあります。
具体的には、副業の所得が年間20万円を超える場合です。
逆に、以下のようなケースでは確定申告は必要ありません。
- 副業の所得が20万円以下(収入が100万円でも経費が81万円で、所得が19万円なら対象外)
- 副業がパートやアルバイトで、年間の収入が20万円以下(パートやアルバイトの場合、経費関係なく収入の合計での計算)
確定申告をする場合、領収書を残しておく必要がありますし、会計ソフトなどを準備した方が良いでしょう。
また、青色申告をするのであれば、青色申告承認申請書を税務署へ提出する必要があります。
副業を始める際に、どれくらい稼ぎたいかを明確にし、確定申告が必要そうであればしっかりと準備しておきましょう。
副業案件を獲得する
上記3つの手続きは、事務的に必要なことをメインでお伝えしました。
言わば、攻守で言うところの守りの部分です。
最後のやるべきことは攻めの部分、副業案件を獲得することです。
副業案件を獲得できなければ何も始まりません。
具体的にどのように案件を獲得するかは次に解説しますが、案件を獲得する際におさえるべきポイントとして以下があります。
- 最初から一つに絞るのではなく、様々な方法で案件獲得を試みること
- サービスを使用する場合は、各サービスの得意分野をしっかり確認すること
それでは、上記をおさえた上で案件獲得方法を見ていきましょう。
副業でフリーランス案件を探す方法
副業案件を獲得するためのサービスは世の中に沢山あります。
その中でも、代表的かつ案件を獲得しやすい方法を3つ紹介します。
エージェントサービスを活用する
フリーランス向けエージェントで、副業が可能な案件を紹介してくれるものがあります。
フリコンもそのうちの一つです。
エージェントサービスを使用するメリットは以下の点があります。
- 案件探しのプロがあなたの希望にマッチした仕事を探してくれる
- 高単価な案件を獲得しやすい
- フリーランス生活に関する相談ができる
稼働率が低い副業可能な案件を扱っているエージェントは限られており、以下のようなものがあります。
「オススメのフリーランスエージェント」の記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしてみてください。
ビジネスマッチングサイトを活用する
ビジネスマッチングサイトも、副業案件を見つける手の一つです。
「フリーランスにオススメの求人サイト」の記事にて、一例のクラウドソーシングサービスを紹介しています。
改めて、いくつか例を挙げると以下の通りです。
サービス | 扱っている案件の職種 |
ランサーズ |
etc |
クラウドワークス |
etc |
ココナラ |
etc |
複業クラウド |
etc |
コデアル |
etc |
Workship |
etc |
SOKUDAN |
etc |
希望する職種の案件を扱っているサービスに登録することをオススメします。
SNSやブログで発信する
今回紹介する最後の案件獲得方法は、SNSやブログでの発信です。
少しイメージがつきにくい方もいるかと思うので、軽く流れを解説すると以下の通りです。
- 獲得したい案件の職種に関する発信をする
- 発信内容に興味を持ってくれた方がフォロー・ファンになってくれる
- その中でも、仕事をお願いしたいと思った方が連絡をくれる
大事なポイントはいくつかありますが、クライアントとなりうる方が喜ぶような発信を心がけること。
そして、案件の受注から逆算してどのような発信内容が良いかをしっかり練ることが重要です。
エージェントやビジネスマッチングサイトと比較すると即効性は低いので、根気強く長い目で見て実施すると良いでしょう。
会社員が副業を始める際によくある質問
最後に、会社員が副業を始める際によくある質問に回答していこうと思います。
会社に黙って副業はばれる?
会社に副業が確実にばれない方法はありません。
以下のようなところから、会社に副業していることを気づかれる場合があります。
- 副業の所得により住民税の額が変わる
- 年末調整の「給与所得者の基礎控除申告書」提出
- 同僚に気づかれて、噂が広まってしまう
特に前者2つによってばれる可能性は高いです。
既に解説をした通り、副業禁止の会社の場合は副業がばれると処分の対象となる可能性があります。
なので、不要な心配をしたくない方は、副業が許される会社で副業をするようにしましょう。
副業でどれくらい稼げる?
副業でどれくらい稼げるかは人によってそれぞれです。
月に数万円稼ぐ方から、数百万円稼ぐような方もいます。
なので、以下が非常に重要となります。
- あらかじめ副業で稼ぎたい額を明確にしておく
- 目標の金額が実現可能な職種を選択する
- 副業の時間をしっかり確保する
他人と比較してしまう方もいますが、あくまでも他人は他人なので、自分にとっての目標に合わせた行動をしていきましょう。
副業をする際に注意すべき点は?
副業をする際に注意すべき点はいくつかありますが、特に注意しておきたいのは以下の点です。
- 本業を疎かにしないこと
・・・本業を疎かにすると、就業規則によっては処分の対象となる場合があります。 - 本業と副業を混同しないように、メリハリをつけること
・・・本業と副業で同じような仕事をしていると、混同してしまうことがあります。
特に機密情報に関しては、秘密保持契約により他言は絶対NGなので、注意が必要です。 - 確定申告をしっかり行うこと
・・・途中でも挙げた通り、所得が20万円を超える場合は確定申告が必要となります。
申告しないと脱税になる可能性があるので、しっかり確定申告するようにしましょう。
まとめ
今回は、フリーランス副業の始め方について詳しく解説してきました。
少しは副業でフリーランスをスタートするイメージがついたでしょうか?
途中でも解説をした通り、フリコンでは副業可能な案件も扱っています。
ですが、人気な案件が多いので、募集が始まってもすぐに締め切ってしまう場合がほとんどです。
なので、まずは登録しておいて、良さそうな案件があればご利用いただく形でも問題ありません。
フリーランスに関して気になることがありましたら、ご相談いただくことも可能なので、お気軽にご相談ください。