- フリーランスデザイナーの年収はどれくらいが相場だろう?
- 年収を上げるためにやるべきことがあれば知りたいな。
デザイナーとしてフリーランスになりたい方も多くいるかと思います。
フリーランスになるかの判断材料として一つ大きいのは、やはり年収ではないでしょうか?
会社員でのデザイナーの場合、年収の相場は以下の統計が出ています(引用元:賃金構造基本統計調査)。
企業規模 | 年収 | 月収 | 賞与 |
10人以上 | 450.3万円 | 31.76万円 | 69.18万円 |
1000人以上 | 578.17万円 | 37.69万円 | 125.89万円 |
企業規模問わず年収換算してみると平均514万円ほどとなります。
当然年齢や経験により年収は変わるので、20代で経験の浅いうちは更に年収が低いです。
それではフリーランスの場合はどうでしょうか?
結論から申し上げますと、平均年収695万円ほどです。
この値は、本ブログを運営するフリコンが扱っている57案件を元に算出しました。
本記事は、フリコンでフリーランスの方々のキャリアをご支援している、綿井が解説をしていきます。
デザイナーの方の話を聞いていると、スキルや実績が十分にも関わらず割に合わない収入の方を多く見受けられます。
もちろん収入がすべてというわけではありません。
しかし、より高い年収であることに越したことはないと思いますので、本記事ではフリーランスデザイナーの年収に着目して解説をしていきます。
前提:フリーランスデザイナーの年収はピンキリ
まず、前提の部分からお伝えしていきます。
お伝えしたいのは、「フリーランスデザイナー」と言っても年収はピンキリであることです。
以下の要素により年収は変化します。
- 今までの経験や実績
- 仕事の取り方
- 保持しているスキル
特に2つ目の仕事の取り方は大きいです。
スキルに見合わない年収の方の多くは、案件を受注する販路が良くないことにあります。
例えば、以下2つの例を見てみると明らかでしょう。
- 例1:エージェントを活用
→エージェントを活用して営業活動はプロへ委託、毎月継続的に安定的な収入を稼げている。 - 例2:クラウドソーシングを活用
→クラウドソーシングで自分の興味ある案件へ応募、提案した数件~数十件の中からたまに案件を受注する。
言わなくてもわかると思いますが、年収が高くなるのは前者です。
以下の記事にて仕事の取り方を解説している通り、仕事が安定しやすく難易度も低いのはエージェント利用です。
Webデザイナーがフリーランスの仕事を取るにはどうすればいいだろう? 継続で仕事を取るために大事なことがあれば知りたいな。Webデザイナーとしてフリーランスになる方も年々増えています。そんな中で気になるのが[…]
次に、本題であるエージェントを利用した場合のフリーランスデザイナーの年収相場を見ていきます。
フリーランスデザイナーの年収相場
冒頭でもお伝えした通り、フリーランスデザイナーの年収相場は平均年収695万円ほどです。
フリコンで扱っている案件をベースにしたものなので、他社エージェントさんの場合、多少誤差はあるかもしれません。
しかし、実際にある57件の案件をベースにしているので信憑性は高いかと思います。
それでは、具体的なところについて、もう少し解説をしていきます。
デザイナー全体の年収相場
57案件の年収の分布を見ると、以下のグラフと表の通りです。
年収 | 案件数 |
~499万円 | 1件 |
500~599万円 | 9件 |
600~699万円 | 22件 |
700~799万円 | 21件 |
800~899万円 | 3件 |
900~999万円 | 1件 |
一番多いのは、600~799万円となっています。
つまり、平均年収695万円であることにご納得いただけるかと思います。
そして、8割以上の案件が年収600万円以上なので、600万円以上は固いと思っていただいて良いでしょう。
Webデザイナーの年収相場
フリーランスデザイナーの中でも最も多いのは、Webデザイナーです。
- Webサイトのデザイン
- LPのデザイン
- ECサイトのデザイン
- ロゴやバナーのデザイン
など、様々な仕事があります。
上記で挙げた57件のデザイナー案件のうち、43件がWebデザイナーです。
そんなWebデザイナーに絞った平均年収は約668万円となっています。
デザイナー全体と比較すると少し低い数値ですが、それでも低くない年収かと思います。
Webデザイナーの年収について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
Webデザイナーはフリーランスだとどれくらいの年収になるだろう? Webサイト制作でどれくらい稼げるようになるのか知りたい。Webデザイナーとしてフリーランスを目指す方は多いかと思います。フリーランスになる[…]
以上が年収相場となりますが、前提の部分で年収はピンキリとお伝えしました。
それでは、フリーランスデザイナーが年収を上げるためにどうすれば良いでしょうか?
フリーランスデザイナーが年収を上げるためにやるべきこと
フリーランスデザイナーが年収を上げるために、やるべきこととして大事な3つを紹介します。
まずはエージェントを活用すること
何度もお伝えするように、年収を上げたいのであれば、まずエージェントを活用するのがオススメです。
エージェントを使うメリットとして、大きく以下の点が挙げられます。
- 案件獲得のプロにお願いできる
- 自分で案件獲得のために、営業する時間を省ける
- 案件参画中も、案件終了に合わせて次の案件を探してもらえる
- 必要であれば、キャリアの悩み相談も乗ってもらえる
上記のメリットにより、結果として年収が安定し、他の案件獲得方法よりも年収が上がりやすいです。
得意分野を伸ばしていくこと
上記でも少し触れた通り、デザイナーと言っても様々な仕事があります。
Webデザインもあれば、3Dデザインもありますし、ロゴやバナーのデザインもあります。
そこで大事なのが、得意分野を伸ばしていくことです。
得意分野を見つける流れとしては、以下のようなイメージです。
- 興味持ったものを、まずやってみる
- 1の中でも得意 or 楽しいものを見つける
- 2を集中して突き詰めていく
- その中で、BtoB or BtoC or CtoCどれが得意かを見極める
- 最終的に「BtoB向けのWebデザインに強いデザイナー」と言えるようになる
一つの領域に特化すると、単価が高い案件も受けやすくなるため、結果として収入が上がりやすいです。
スキルを掛け合わせること
デザインスキルだけでも、ある程度までは収入を上げられます。
しかし、より収入を上げるためには、以下のようなスキルも掛け合わせることをオススメします。
- プログラミングスキル(HTML/CSS/JavaScript/PHP)
- SEOスキル
- Webマーケティングスキル
デザインと親和性が高いスキルを掛け合わせることで、収入を上げやすくなります。
まとめ
今回は、フリーランスデザイナーの年収について解説をしてきました。
途中でも解説をした通り、フリーランスデザイナーの年収は様々な要素で大きく変わります。
なので、以下に該当する方はエージェントを活用すると良いでしょう。
- 年収600万円以上で安定させたい
- 案件獲得をプロに任せたい
- まず市場価値を確認したい
デザイナー案件を扱っているエージェントは色々あり、フリコンもそのうちの一つです。
まずどんな案件があるか確認をしたいという場合でも結構ですので、気になる方は一度ご相談ください。