- フリーランスデザイナーの案件を探す時、どのエージェントを使うのが良いだろう?
- エージェントを選ぶ際のポイントがあれば知りたいな。
フリーランスの強い味方となるエージェント。
デザイナーにとっても、例外ではありません。
しかし、エージェントは数が多いがゆえに、どのエージェントに登録すべきか迷ってしまう方も多いかと思います。
更にエージェント選びで失敗してしまうと、時間を浪費してしまうばかりか、案件を受注できないことも。
そこで、本記事ではエージェントを実際に運営しているフリコンが、以下の観点で解説をしていきます。
- フリーランスエージェント選びで重視すべきポイント
- デザイナーに評判の良いフリーランスエージェント
- エージェントを使うメリット・デメリット
評判の良いエージェントに関しては、実際にエージェント経由で案件参画経験のある方にアンケートを取り、評価の高かったエージェントを紹介します。
本記事は、フリコンでフリーランスの方々のキャリアをご支援している、綿井が解説をしていきます。
フリーランスデザイナーが案件を獲得する方法は色々あります。
しかし、以下のような方はエージェントを活用するのがオススメです。
- 案件探しの手間を省いてプロにお願いしたい
- なるべく高単価な案件を受注したい
- フリーランスでの生活やキャリアについて相談したい
僕はフリーランス歴約10年の間にエージェントも色々見てきたので、本記事の実体験の部分を補足していきたいと思います。
なお、より信頼していただける内容になるように、エージェント利用者に取ったアンケート結果を元に解説していきます。
- 調査期間:2020年7月、2021年11月
- 調査人数:フリーランスエージェント利用経験があるデザイナー19名
- 調査方法:インターネット調査
それでは、一つひとつ見ていきましょう。
※本記事で解説する内容(選び方、メリット・デメリット)については、以下記事で特に大事な点を抽出して解説をしています。
エンジニアでフリーランスエージェントをお探しの方、より詳しい解説を読みたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
フリーランスエージェントが沢山あるけど、オススメな登録すべきものはどれだろう? どのようにエージェントを活用すれば効果的な案件獲得ができるだろう? 自分にマッチするエンジニア案件を紹介してくれるエージェントに出会いた[…]
デザイナーがフリーランスエージェントを選ぶ重要ポイント3つ
まずは、デザイナーがフリーランスエージェントを選ぶ際に重視すべきポイントについて、3つの観点で見ていきます。
希望職種の案件が豊富であること
フリーランス向けのエージェントは、小さいものも含めると100社以上あります。
しかし、多くのエージェントで最も案件数が多いのは、エンジニア向けの案件です。
フリコンでも、エンジニア向けの案件が最も多いのが現状です。
そのため、デザイナー向けの案件を扱っているかはしっかり確認しておくべきでしょう。
更にデザイナーでも、細かく見ると下記のように様々な職種があるかと思います。
- Webデザイナー
- グラフィックデザイナー
- 3Dデザイナー
仮にデザイナー向けの案件を多く扱っているエージェントであっても、あなたの職種にマッチしないエージェントも多くあります。
なので、登録する前にどのような案件を扱っているエージェントか確認するようにしましょう。
理想のライフスタイルに合った案件を扱っていること
フリーランスとして、どのような生活を送っていきたいか明確でしょうか?
働き方は多様化してきているので、以下のような働き方をすることが可能です。
- 在宅やカフェなど自由な場所で働く
- 週5日ではなく、週2-3日程度で働く
- 1日8時間ではなく時短で働く
一方、一般的な働き方である、週5日/1日8時間/企業勤務という働き方もあります。
エージェントそれぞれで強みがあるため、希望に合った働き方ができる案件を扱っているエージェントを選ぶのが大事です。
実際僕も働き方の部分で希望に合致せず、参画できなかった案件も沢山ありました。
複数登録してあなたに合うエージェントを見つけること
エージェントを始めて利用される方は、一番良さそうな1社に登録すれば良いと考えるかもしれません。
しかし、1社のみのエージェント登録の場合、思うような案件に巡り合えない可能性が高くなります。
なぜかというと、以下の理由からです。
- エージェントそれぞれで、他社で扱いのない案件を扱っている
- 複数のエージェントに登録することで、各エージェントの良い点や悪い点を見つけられる
- 案件を複数提示してもらった時に、比較検討できる
なので、あなたの希望通りの案件に参画したいのであれば、複数のエージェントに登録して、あなたに合うエージェントを見つけるようにしましょう。
エージェント選びで特に重視すべき3点は上記の通りです。
続いて、本記事の本題であるデザイナーにオススメのフリーランスエージェントを紹介していきます。
デザイナーにオススメのフリーランスエージェント7選
今回、紹介するエージェントは以下の7社です。
比較項目 | フリコン | レバテッククリエイター | クラウドテック |
取り扱いがある職種 (デザイナーのみ) |
|
| |
案件数の多い職種 |
|
|
|
対応エリア |
|
|
|
案件の特徴 |
|
|
|
比較項目 | ITプロパートナーズ | ギークスジョブ |
取り扱いがある職種 (デザイナーのみ) |
|
|
案件数の多い職種 |
|
|
対応エリア |
|
|
案件の特徴 |
|
|
比較項目 | Midworks | フリエン |
取り扱いがある職種 (デザイナーのみ) |
|
|
案件数の多い職種 |
|
|
対応エリア |
|
|
案件の特徴 |
|
|
フリコンを除く6社に関しては、以下を基準に選定しました。
- デザイナーの案件を扱っている
- アンケート(※)で利用している方がいて、評判が良い
- サービスサイトのサービス内容がわかりやすい
- 各メディアで紹介されており、知名度が高い
※アンケートは、冒頭でも書いた通り、以下のように取ったものです。
- 調査期間:2020年7月、2021年11月
- 調査人数:フリーランスエージェント利用経験があるデザイナー19名
- 調査方法:インターネット調査
それでは、一つずつ見ていきましょう。
あなた専属のコンシェルジュが充実サポート「フリコン」
運営会社 | 株式会社ヘルスベイシス |
取扱いがあるデザイナー案件 |
|
案件数の多い職種 |
|
対応エリア |
|
案件の稼働率 |
|
リモート案件の有無 |
|
フリコンは、フリーランスの為のコンシェルジュサービスです。
幅広い職種の案件を扱っており、Webデザイナーを中心にデザイナー案件も多く扱っています。
他社と比較すると新しい会社・サービスですが、2021年のベストベンチャー100に選出していただきました。
営業力に強みがあるため、5,000社以上の企業様とお取引があります。
それだけでなく、フリコンの強みとして以下のような点が挙げられます。
- あなた専属のコンシェルジュがあなたのフリーランス生活をサポート
- 多種多様な案件を扱っており、フリーランスの多くの方にご満足いただけている
- 高単価案件も多く扱っている(フリコンで扱っているデザイナー案件の平均年収は「フリーランスデザイナーの年収相場」参照)
フリーランス初心者の方から経験者まで多くの方にご登録いただいています。
まずは相談からでも問題ありませんので、ご気軽にご相談ください。
IT・Web業界を牽引するエージェント「レバテッククリエイター」
運営会社 | レバテック株式会社(親会社:レバレジーズ株式会社) |
取扱いがあるデザイナー案件 |
|
案件数の多い職種 |
|
対応エリア |
|
案件の稼働率 |
|
リモート案件の有無 |
|
レバテッククリエイターは、IT人材で知名度の高いレバテックが運営するクリエイター専門のエージェントです。
案件数が最大級のため、デザイナーの多くが案件探しで頼りにしていると言えます。
そして、他にも以下のような強みがあります。
- 様々なデザイナーの職種に対応している
- 高単価な案件も多い
- 独自の福利厚生サービスが充実している
フリーランスデザイナーにアンケートを取った中でも、レバテックの利用者が最も多くいました。
間違いない実績があると言えるので、まず登録しておきたいエージェントと言えるでしょう。
リモート案件が豊富な「クラウドテック」
運営会社 | 株式会社クラウドワークス |
取扱いがあるデザイナー案件 | |
案件数の多い職種 |
|
対応エリア |
|
案件の稼働率 |
|
リモート案件の有無 |
|
クラウドテックは、東証グロースへ上場している株式会社クラウドワークスさんが運営しているサービスです。
日本最大級のクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」を運営しているならではの、豊富なクライアントとの取引があります。
そのため、豊富な案件があり、以下のような強みがあります。
- リモート案件が豊富で、日本全国どこでも働ける
- 週2・3日稼働の案件も豊富に扱っている
- 独自の福利厚生サービスが充実している
クラウドテック独自の案件も扱っているので、他では出会えない案件に出会える可能性もあります。
デザイナーに限らず、クリエイターに人気のエージェントと言えます。
稼働を調整したい方にオススメな「ITプロパートナーズ」
運営会社 | 株式会社Hajimari |
取扱いがあるデザイナー案件 |
|
案件数の多い職種 |
|
対応エリア |
|
案件の稼働率 |
|
リモート案件の有無 |
|
ITプロパートナーズは、エンジニアを中心に週2日~稼働可能な案件を多く扱っているエージェントです。
一部の案件のみとなりますが、デザイナー向けの案件も扱っています。
そして、ITプロパートナーズの案件の特徴は、エンドユーザーの直請け案件が多いため、高単価なものが多い点です。
週3日稼働でも生活に困らない収入を稼げる可能性があります。
その他、以下のような強みもあります。
- リモートワーク可能な案件も多く扱っている
- トレンドに乗った企業の案件も多く、成長に繋がりやすい
案件募集から募集締切まで時間が短い傾向にあるため、早めの登録がオススメです。
福利厚生充実で、リモート案件も豊富な「ギークスジョブ」
運営会社 | ギークス株式会社 |
取扱いがあるデザイナー案件 |
|
案件数の多い職種 |
|
対応エリア |
|
案件の稼働率 |
|
リモート案件の有無 |
|
ギークスジョブは、福利厚生が充実していること、リモート案件が豊富であることに強みがあるエージェントです。
メインで扱っている案件はエンジニアですが、UI/UXデザイナーの案件も扱っています。
週5日案件が中心なので、しっかり働いてしっかり稼ぎたい方にオススメです。
福利厚生に関しては、以下の面などからサポートしてもらえるため、フリーランス初心者にも優しいと言えます。
- スキルアップ
- 健康維持・促進
- 税務
デザイナーの案件数は限られるため、他のエージェントとの併用が必須のエージェントです。
手厚いサポートが魅力で、フリーランス初心者にオススメな「Midworks」
運営会社 | 株式会社Branding Engineer |
取扱いがあるデザイナー案件 |
|
案件数の多い職種 |
|
対応エリア |
|
案件の稼働率 |
|
リモート案件の有無 |
|
Midworksは、手厚い保障が魅力のフリーランス向けエージェントです。
案件の中心はエンジニアですが、UI/UXデザイナーの案件も一部あります。
そして、案件の特徴としては以下の通りです。
- 週5日稼働の案件が中心
- 常駐の案件が中心
- 月単価30~100万円と幅広い
サポートが充実しているので、フリーランス初心者の方にオススメです。
幅広く豊富な案件を扱っている「フリエン」
運営会社 | アン・コンサルティング株式会社 |
取扱いがあるデザイナー案件 |
|
案件数の多い職種 |
|
対応エリア |
|
案件の稼働率 |
|
リモート案件の有無 |
|
フリエンも、エンジニアを中心にサポートをしているフリーランスエージェントです。
数多くの案件があり、中にはWebデザイナーの案件もあります。
フリエンの特長としては、以下の通りです。
- 高単価な案件が多く、全体の平均単価が72万円/月
- 主要都市の東京、大阪、福岡、愛知と幅広いエリアの案件がある
- 独自の福利厚生サービスがある
案件数が多いので、他のエージェントで希望に合う案件がなくても、フリエンなら出会える可能性があります。
フリーランスエージェントを使用したデザイナーの口コミ
続いて、フリーランスエージェントを使用したデザイナーの方が、エージェントに対してどのように感じているかを紹介します。
エージェントを使用する際の参考にしていただければと思います。
- コロナ禍において、ますますフリーランスの需要は高まってくると思います。
自分にとってベストな仕事を行うためにも、いいクライアントといいエージェントを見つけることは、とても大切だと思います。
ぜひ粘り強く、自分にあったエージェントを探してみてください。(30代女性 Webデザイナー) - エージェントの種類はいくつもあります。
その中で、自分がどのような働き方をしたいのかを明確にして、多少わがままだと思うくらい条件を自分の中で設定してからどのエージェントを使うか決めることが、失敗のないエージェント選びに繋がります。(20代女性 Webデザイナー) - 今の時代、エージェント自体が溢れていると思います。
登録のみなら無料のところが多いので、とりあえず色々なところに登録をしてみて、1回話を聞いてみることが大事です。
あとは、担当者との相性も大事だと思います。(30代男性 デザイナー) - 一言で言うと気軽に利用してみてくださいという事です。
フリーランスのエージェントを利用すると、非常に効率的に希望条件に合った案件と出会う事が出来るので利用者には大きなメリットです。
利用方法も簡単ですし、とにかく1度気軽に利用してみてください。(40代女性 Webデザイナー) - フリーランスとしての活動に不安がある人は特に、登録してみるのがオススメです。
エージェントのアドバイスはとても参考になります。
複数登録することで、それぞれ自分に合った案件を紹介してくれるので選択の幅も広がります。(30代女性 グラフィックデザイナー)
上記の口コミも踏まえ、デザイナーがフリーランスエージェントを使うメリットとデメリットを見ていきましょう。
デザイナーがフリーランスエージェントを使うメリット
まずは、メリットの面から5つに絞って解説していきます。
収入が安定しやすい
フリーランスデザイナーが案件を獲得する方法は様々です。
その中でも、エージェントを使うと収入が安定しやすくなります。
なぜかというと、以下の点からです。
- 他のビジネスマッチングサービスよりも、案件の単価が高い
- 契約終了前に案件探しをしてもらえるので、案件が途切れにくい
エージェントを使った場合のフリーランスデザイナーの収入相場は、以下の記事にて解説をしています。
フリーランスデザイナーの年収はどれくらいが相場だろう? 年収を上げるためにやるべきことがあれば知りたいな。デザイナーとしてフリーランスになりたい方も多くいるかと思います。フリーランスになるかの判断材料として[…]
案件獲得のための営業の手間が減る
次に挙げられるメリットは、営業の手間が減る点です。
フリーランスになると、基本営業を自分でやる必要があります。
営業の方法として以下のような方法がありますが、いずれも手間と時間がかかってしまいます。
- 自分で直接営業をする
- 知人の紹介など人脈を活用する
- 過去の取引先を当たる
- ブログやSNSで集客を行う
- クラウドソーシングなどのサービスを利用する
その反面、エージェントを使う場合は以下を行えば、基本エージェントに任せれば問題ありません。
- エージェント登録時に、エージェントと面談
- エージェントから提示される案件で、興味を持つものがあれば応募
- 企業から面談希望があったら、企業・エージェント・あなたで3社面談
個人の営業では出会えない案件に出会える
個人で営業を行う場合、基本的には中小企業がメインとなります。
基本的に、大企業へ個人が営業を行ったとしても、相手にされないことがほとんどです。
しかし、エージェントを使った場合は、話が変わります。
個人ではなく、エージェントを信用して仕事を依頼することになります。
そのため、エージェントの信用があれば、大企業や大きな案件の話もくるわけです。
あなたの市場価値を知ることができる
フリーランスとして生きていく上で、自分自身の市場価値を知っておくことは重要です。
なぜなら、市場価値を知らないとスキルに見合わない単価で仕事を受注してしまう可能性があるためです。
以下のような場合、仕事を受けようと思う方は少ないでしょう。
- あなたの単価:4,000円/h
- 依頼された仕事の単価:3,000円/h
会社員での仕事やクラウドソーシングなどの仕事の場合、周りの環境によって単価が決まることが多いため、市場価値を把握するのは難しいです。
なので、エージェントに登録してスキル・経験を伝えることで、あなたの大まかな単価を確認できます。
単価など条件交渉をしてもらえる
フリーランスとして案件に参画していると、以下のような想いからクライアントに条件面の交渉をしづらい場合があります。
- 仕事をいただけている感謝の想い
- 無理な条件提示により、クライアントから嫌われたりしないかという想い
- そもそも、交渉事が苦手でうまくできないという不安心
エージェント経由で案件に参画している場合、単価など条件面の交渉をエージェントがやってくれます。
なので、フリーランスにとっては希望条件をエージェントへ伝えれば良いだけです。
デザイナーがフリーランスエージェントを使うデメリット
続いて、エージェントを使うデメリットについても見ておきましょう。
実務経験が少ないと案件を受注できない
まずフリーランスの宿命として、実務経験が少ないと案件を受注しにくい点です。
これは、エージェントを使うかどうかに関わらず言えることで、少なくとも3年以上の実務経験があるのが望ましいと言えます。
なぜなら、案件は膨大になるとはいえ、実務経験がない方とある方と比べた時に後者が勝るためです。
ただし、エージェントではなくクラウドソーシングなどを使う場合は、実務経験がなくても案件を受注できることがあります。
そのため、エージェントを利用するデメリットと言えます。
エージェントと意思疎通をしっかり図る必要がある
仕事をする上で、仕事パートナーやクライアントと意思疎通を図ることが重要です。
それは、エージェントについても例外ではありません。
エージェントと意思疎通が図れないと、以下のようなデメリットが生じる恐れがあります。
- 希望条件に合う案件を紹介してもらえない
- 参画したい案件に参画ができない
- コミュニケーションコストがかかる
仕事探しを代行してもらえるからといえ、テキトーに丸投げして良いものではありません。
希望通りの案件に参画したいのであれば、しっかりと意思疎通を図るようにしましょう。
まとめ
今回は、フリーランスデザイナー向けのエージェントに関して、選び方やオススメの7社などについて解説をしてきました。
途中でも解説をした通り、エージェントを失敗せずに活用したいのであれば、複数のエージェントに登録するのがオススメです。
なので、本記事で紹介した中で興味を持ったエージェントがあれば、登録してみると良いでしょう。
途中でも解説をした通り、フリコンはフリーランス向けのコンシェルジュサービスです。
あなた専属のコンシェルジュがつき、案件探しから案件参画後まで一貫してサポートいたします。
- どんな案件があるか気になる
- 自分の市場価値がどれくらいか知りたい
- フリーランスになっているか迷っている
という場合でも、お気軽にご相談ください。