フリーランスエンジニアの在宅の実情

フリーランスエンジニアの在宅案件の実際と必要なスキル・メリットデメリット

フリーランスエンジニアの在宅の実情
  • フリーランスエンジニアが在宅ワークするにはどのような案件があるかな?
  • 在宅ワークするのに必要なスキルやメリット・デメリットはどのようなものがあるだろう?

在宅ワークに憧れてフリーランスエンジニアになりたい方も多いかと思います。
新型コロナウイルスの影響で、以前より増して在宅でフリーランスエンジニアをする方は増えました。

しかし、当然ながら企業で働くのと在宅で働くのでは色々な面に違いがあります。
そこで今回は実際に在宅で仕事をしている現役フリーランスエンジニアが解説をしていきます。

フィクト
というわけでこんにちは。
フリコンブログはWebディレクターとしてお手伝いをしているフィクトです。
この記事を執筆時は、週3でエンジニアとして在宅ワークしてます。今回はその経験を踏まえてフリーランスエンジニアの在宅ワーク事情についてお伝えしていきます。

現在フリーランスエンジニアとして働いている方の中でも、在宅ワークに切り替えたいと思っている方もいるかと思います。
僕も企業常駐で5年働いた後に在宅ワークに切り替えました。

在宅ワークに切り替えたことで感じたことが色々あるので、特に今回は以下の観点でお伝えしていきます。

  • 在宅フリーランスエンジニアの案件例・単価感
  • フリーランスエンジニアが在宅ワークするのに必要なスキル
  • フリーランスエンジニアが在宅ワークするメリットとデメリット
  • 在宅案件を探す代表的な方法

フリーランスエンジニアとして在宅ワークして、更に円滑に仕事を進めていきたい方は是非参考にしてみてください。

結論:フリーランスエンジニアは在宅ワークしやすい

まず結論からお伝えすると、フリーランスエンジニアは在宅ワークがしやすいです。
そして、その状況は新型コロナウイルスの影響で更に進みました。

新型コロナウイルスの影響で在宅ワークが増加

東京商工リサーチの調査結果を基に総務省が作成したデータによると、2020年3月から2021年3月の在宅勤務実施率は以下のようになっています。

在宅勤務実施率(%)全体大企業中小企業
2020/03/02 – 03/0817.633.714.1
2020/03/27 – 04/0525.348.020.9
2020/04/23 – 05/1255.983.350.9
2020/05/28 – 06/0956.483.051.2
2020/06/29 – 07/0831.055.226.1
2020/08/28 – 09/0834.361.329.0
2020/11/09 – 11/1630.757.425.5
2021/03/01 – 03/0838.469.233.0

※引用元:総務省|令和3年版 情報通信白書|テレワークの実施状況

2021年3月期を見ると38.4%なので、それほど在宅勤務率が高くないと感じるかもしれません。
しかし、同ページに掲載されている業種別の在宅勤務率を見ると、在宅勤務のエンジニアが多いことがわかります。

なぜかと言うと、エンジニアの職種に該当する情報通信業では、55.7%が在宅勤務をしているという結果となっています。
要するに、過半数以上は在宅で仕事をしているわけです。

細かい職種によって在宅ワークのしやすさが変わる

ただし、エンジニアの全員が全員在宅ワークがしやすいわけではありません。

詳細は後述しますが、エンジニアの中でも企業で働くことが多い職種もあります。
具体的にどのような職種が在宅ワークしやすいのか、実際の在宅案件を見た上で解説をしていきます。

在宅でOKなフリーランスエンジニア案件と単価【実際に募集していた案件を紹介】

在宅でOKなフリーランスエンジニア案件は具体的にどのようなものがあるか、実際にフリコンで募集していた案件を紹介します。

案件内容必要スキル単価(月当たり)
大規模BtoCサイト開発案件
 – 既存システムの改修における、アーキテクチャの設計や技術選定、開発、運用
– 品質改善/動作改善
– 配信デバイスの増加に伴うiOSアプリ/Androidの開発
PHPの実務経験
※設計〜開発、FWは問わず
60-70万円
メディアサイトのAWSクラウドサーバーへのシステム移行案件
 – オンプレミスサーバーからAWSクラウドサーバーへのシステム移行に伴い、バックエンドシステム開発や、PHPのバージョンアップの検証〜対応
  • PHP5系→PHP7系へのバージョンアップ経験もしくはそちらに対応できる方
  • PHPのバックエンド開発経験
55-70万円
SNSのiOSアプリ開発案件
 – SNSのiOSアプリ機能追加/運用業務全般
  • iOSアプリの開発経験(Swiftメイン、一部Objective-C)
  • アプリ開発を1人称で行える
  • 既存アプリの改修経験
60-70万円
SAP案件
 – メディア業界大手のBPRプロジェクト。
– BPRおよび業務標準化による新業務策定後、ERPパッケージシステム導入に推移
  • 管理会計の業務知識
  • SAP-COの要件定義/Fit&Gapの経験
  • 要件定義書の作成経験
100-110万円
ゲーム開発案件
 – クライアントの設計/開発
– 運営、運用に必要なツール開発
– タイトル運営
  • 商用ゲーム (スマートフォンアプリ のプログラム開発経験
  • Unity のプログラム開発経験
60-75万円
Azure設計構築案件
 – クラウドサービスにおける設計構築/保守運用
– クラウド基盤(Azure)の保守・運用設計及び、オペレーション
– クラウド基盤(Azure)の運用改善、自動化提案、設計・実装、運用自動化と省力化に必要なツール開発等
Azureの構築/設計/運用経験3年以上55-65万円

上記は以前募集していた案件なので、現在どのような案件があるかはお問い合わせください。

在宅ワークしやすいフリーランスエンジニアの職種

実際のフリーランスエンジニア案件から在宅ワークが可能なものをいくつか紹介しました。
勘の良い方であれば、どのような職種が在宅ワークしやすいかイメージがついたかもしれません。

在宅ワークがしやすい職種と在宅ワークしづらい職種の例を挙げると以下の通りです。

  • Web系開発
  • アプリ開発
  • ネットワークエンジニア
  • サーバーサイドエンジニア
  • インフラエンジニア

もし、これから在宅ワークのフリーランスエンジニアを目指すのであれば、前者のような職種を選ぶと良いでしょう。

各職種で必要なPHPやRubyなどのスキルが必要なのはもちろんのこと、他にも在宅ワークに必要なスキルがあります。
次にどのようなスキルが必要なのか見ていきましょう。

フリーランスエンジニアが在宅ワークするのに必要なスキル

在宅ワークで円滑に仕事を進める上で必要なスキルは主に3つあります。

コミュニケーションスキル

まず一番重要なのはコミュニケーションスキルです。

在宅ワークでなくても重要なスキルですが、在宅ワークだとより求められるスキルと言えます。
コミュニケーションにおいて、特に以下のような点を心がける必要があります。

  • 情報をしっかりキャッチアップする
  • 不明点はなるべく早く確認する
  • レスはなるべく早くする(すぐ回答できないことは一次回答でも可)
  • チャットで認識齟齬がありそうな場合は電話やテレビ通話などを活用する

常駐で働いていたとしても人間関係のズレは発生するものです。
なので、在宅で離れて仕事をする場合は、より一層密なコミュニケーションを取ることが大事となります。

自己管理能力

在宅ワークで誰も見ていないからといって、仕事への取り組み方が怠惰になってはいけません。
その時は良くても、いずれ仕事が終わらなかったり仕事を継続受注できなかったりと悪影響を及ぼす可能性があります。

そのため、以下のように自己管理をしっかりするようにしましょう。

  • スケジュール管理・・・会議のスケジュールはもちろんのこと、各タスクの管理をしっかり行う
  • 体調管理・・・万全の体調で仕事をできるように生活リズムを整える
  • 公私のメリハリをつける・・・公私混同することがないように、メリハリをつけるよう心がける

在宅ワークでなくても大事なことですが、より意識して自己管理を行うことが重要です。

自分を売り込む力

最後の3つ目は、自分を売り込む力です。
営業力と言っても良いですが、案件の受注や単価を上げていくために不可欠です。

在宅の仕事は面談もリモートで行われることが少なくありません。
そのため、オンラインでいかにあなた自身を売り込むかが大事です。
特に下記を意識することがオススメです。

  • あなたの強みを明確にすること
  • 仕事をする際の軸・理念を決めておくこと
  • 相手が求めるものに付加価値をつけて提供すること

その他、営業方法の詳細は以下の記事でも解説をしているので参考にしてみてください。

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フリーランスエンジニア営業

在宅で仕事を受注して円滑に仕事を進めるために大事なことを、上記記事内の「フリーランスエンジニアが営業を成功させるためのコツ」に詰め込んでいます。

フリーランスエンジニアで在宅ワークをするために重要なスキルは以上ですが、次にメリットデメリットについても見ていきましょう。

フリーランスエンジニアが在宅ワークするメリット

まずは、フリーランスエンジニアが在宅ワークするメリットを3点見ていきます。

通勤時間や出勤準備の時間を削減できる

在宅で仕事をする場合、通勤時間は0分です。
更に出勤のために準備をする時間すらかかりません。

オンラインでMTGを行う場合は多少身なりを整える必要があるものの、ほとんど時間をかけずに済みます。
そのため、浮いた時間を仕事やプライベートに使うことが可能です。

1日24時間の限られた時間を有意義に使えるので、非常に大きいメリットと言えます。

人間関係の悩みが削減される

常駐で仕事をしていると、以下のような人間関係の悩みを抱える方もいるかと思います。

  • 一緒に働いている方から昼食や飲み会に誘われる
  • 自分の作業に集中したい時、急に話しかけられる

人によってはその方が良いという方もいますし、完全にゼロになるわけではありません。
しかし、在宅ワークであればある程度削減することが可能です。

その分、意思疎通を図るのが大変という表裏一体ではありますが、人間関係で悩んでいる方からするとメリットとして大きいかと思います。

働く時間の調整がしやすい

常駐で仕事をすると、9:00-18:00など決められた時間に仕事をすることが多いかと思います。
在宅ワークでもそれは変わりませんが、ある程度融通を利かせることが可能です。

例えば、打ち合わせのよくある時間帯が14:00-17:00の間であれば、以下のような時間で勤務することもできます。

  • 08:00-17:00
  • 11:00-20:00
  • 10:00-17:00

常駐でも時間の調整はできますが、上記でも挙げた通勤時間が不要なことから更に調整しやすいです。

次に、在宅ワークするデメリットについても見ていきます。

フリーランスエンジニアが在宅ワークするデメリット

公私を混同する可能性がある

メリットで挙げた通勤時間が不要であるが故のデメリットとして、公私を混同する可能性があります。
通勤時間があれば、その時間で公私を切り替えやすいです。

しかし、在宅ワークの場合は仕事とプライベートの間を自分で作らないといけません。

  • 仕事する部屋を設けて仕事はそこだけで行う
  • スマホでは仕事に関することは行わない

など自分なりのルールを作ると良いでしょう。

意思疎通を図るハードルが上がる

対面であれば意思疎通が図れることも、離れて仕事をすることで難しい場合があります。
特に細かい要件確認が必要な仕事をする時などに顕著です。

在宅ワークで必要なスキルにて挙げた、コミュニケーションスキルで心がけるべきことを意識すると良いでしょう。

フリーランスエンジニアの在宅案件を探す代表的な3つの方法

最後に、フリーランスエンジニアが在宅案件を探す代表的な3つの方法を紹介します。

フリーランス向けのエージェント

最も高単価が期待できて効果的な方法は、フリーランス向けのエージェントを使った方法です。
本ブログを運営するフリコンもその一つです。

フリーランス向けのエージェントは、主にあなたに代わって営業をしてくれます。
常駐案件を中心に扱っているエージェントもありますが、中には在宅でできる案件に強いエージェントもあります。

以下の記事にてエージェントの選び方やオススメのエージェントを紹介しているので、参考にしてみてください。

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オススメなITフリーランスエンジニア向けエージェント

なお、フリコンも在宅で可能な案件を扱っています。
在宅可能な案件は人気なため、すぐに募集を締め切っていることも多いので、お早めにご相談ください。

ビジネスマッチングサイト

ビジネスマッチングサイトも最近は色々なものがあります。
特に代表的なものとして挙げられるのは以下です。

  • コデアル
  • SOKUDAN
  • Workship

単価だけで見ると、エージェントよりも低く次に挙げるクラウドソーシングより高くなりやすいです。

登録しておくと企業からスカウトが来る場合もありますが、基本は自分から企業へアプローチする必要があります。
あなたの希望条件にマッチする案件を見つけたら積極的に応募するようにしましょう。

クラウドソーシングサービス

クラウドソーシングは、ランサーズやクラウドワークスが代表的です。
ビジネスマッチングサイトとの大きな違いは、企業だけでなく個人の方からの依頼も多くある点です。

募集に対して非常に多くの応募があり、高単価なものは特に競合性が非常に高くなります。
そして、案件の特徴としてWebサイト制作やシステム開発が多いので、プログラミングスキルが必須です。

ビジネスマッチングサイトと同様に、興味を持った案件に積極的に応募するようにしましょう。

まとめ

今回は在宅フリーランスエンジニアの実情について解説をしてきました。

新型コロナウイルスの影響により、以前より増して在宅で仕事がしやすくなりました。
しかし、その一方で在宅案件を見つけられずにいる方もいるかと思います。

途中でも解説をした通り、在宅案件を見つけるにはエージェントの活用が効果的です。
特にフリコンはあなた専属のコンシェルジュがつきます。
案件探しからキャリア相談までトータルサポートしますので、お気軽にお問合せください。

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